「コミュニケーションのズレ」は認識メカニズムの宿命 Topics


 いま、わたしが話したことは本質的には、単に音としての情報、記号のようなものです。人間はそれに、だいたい共通の意味価値、イメージをつけています。いま、〇〇さんはこういうことを言っているんだな、と聞いています。

 でもそれは、人間が音や声、と名前をつけている耳から入った聴覚情報を、あなたの脳が解析して、その自分の解析を自分で聞いているんです。〇〇さんの話を聞いているというより、最終的に自分の解析を自分で聞いています。

 だから、「人間は人の話を聞いていない」んです。自分の脳のなかで自分の解析を聞いている。だから人のコミュニケーションは精密なところでは絶対にズレるんです。

(「宇宙一美しい奇跡の数式 0=∞=1」ノ・ジェス 2016.12.28 きこ書房より編集引用)

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