「必須糖質」は存在しない Topics

 人体が必要としているのに体内で合成できない物質は、必ず外部から食事によって補給する必要があります。

 例えば、人体は約20種類のアミノ酸を必要としていますが、そのうち8種類は体内で合成できません。また、脂肪酸についてもリノール酸やα-リノレン酸などは体内で合成できない物質です。これらの物質は必ず食事で補給しなければならず、必須アミノ酸、必須脂肪酸と呼ばれていて、栄養指導では必ず摂取するように指導されます。必須アミノ酸や必須脂肪酸が食事によって摂取されなければ、人体のメカニズムは維持できなくなるからです。

 しかし、糖質に関しては、必ず食事で摂取しなければいけない物質は存在しません。人体にとってブドウ糖は必要不可欠な物質ですが、肝臓での糖新生により糖質以外の物質を使っての合成が可能であり、しかも糖新生の機能は非常に能力が高く、外部からの糖質がなくても必要なブドウ糖を十分に合成できるからです。

 肝臓はアミノ酸やグリセロール、乳酸を使ってブドウ糖を合成します。しかも、グルカゴンやエピネフリンなどのホルモン作用による糖新生のための経路が複数あって、人体のブドウ糖合成の機能は万全といえます。外部からの糖質摂取がなくても、必要量のブドウ糖は確保される体制が整っているわけです。

 つまり、必ず食事で摂取しなければならないような、必須糖質と呼ぶべき物質は存在しないということなのです。

(「糖質制限パーフェクトガイド」江部康二 2013/8/9 東洋経済新報社より引用)

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