「時間」は存在しない Topics


 「時間」はDVDで映画を観るようなものだ。人は、今見ている(経験している)シーンを「現在」として知覚する。見てしまったものは「過去」であり、これから見るものは「未来」になる。だが、映画全体が存在しているのは同じ「時間」、つまり〈今〉だ。自分が「いつ」「どこに」いるかという感覚は、レーザー光がディスクのどの情報を読み取るかによって決まる。

 私たちが知覚しているように作られたり、建てらえたり、組み立てられたりしているものなどなにもない。たとえば車や家やストロベリーヨーグルトは、一連の行動やできごとの結果として存在するのではなく、初めから存在している。「作る」という一連の行動やできごとが私たちの知覚に入ってくるのは、それが思考によって、見えない波形領域である「形而上宇宙」に姿を現した「あと」なのだ。

 しかし、マインドーコンピュータやプログラムされた人間の知覚力では、思考や創造力や〈意識〉のパワーからなにかが瞬間的に生まれるということが理解できない。そこで、私たちは連続する行動やできごとを解読し、それを通じて、自動車工場や建築業者や酪農業者などによる「物理的な」製造過程というホログラムを経験するというわけだ。

こうして車が「ある」から「作る」になる。個人の経験もこれと同じで、すでに「結果」は発生しているのに、そこに「到達する」まで流れを時間枠として構築しなおしている。そうすることでマインドーボディの現実感覚は満足し、私たちは本当に「時間」が存在すると信じるようになる。

(「ハイジャックされた地球を99%の人が知らない〈上〉」デービッド・アイク著 内海 聡 推薦・解説 2014.8.31第1版 ヒカルランドより編集引用)

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