シエスタ(昼寝)の効用 Topics

昼寝

消化は副交感神経活動

 逃げる時、消化にエネルギーを費やす余裕はない。交感神経活動が高まると、消化管の機能は抑えられる。子供は外で遊ぶのが好きだ。給食もそこそこに食べ終わるとすぐに校庭に駆け回ったりする。

 とても喜ばしく大事なことであるが、運動によって交感神経が優位になり、せっかく摂取した食物の消化がうまく進まないといった負の側面もある。行き過ぎれば腹痛につながることもあろう。消化機能は交感神経活動ではなく、副交感神経活動が高まることで促進される。

昼寝の効用

 したがって食事中や食後がリラックスした状態であれば、食物の消化吸収は滞りなく進み、体内でエネルギーや栄養源が蓄えられる。

 幼児には食後にお昼寝の時間が容易されていて、その際に副交感神経活動が高まることで消化機能はスムーズに運ぶ。南欧ではシエスタといって大人にも昼寝の時間があるとか、実に生体の生理機能に即した慣習である。

(「やさしい自律神経生理学」鈴木 郁子 2015/7/30 中外医学社より引用)