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ストレスは海馬を委縮させる

 人間は長期にわたってストレスを受け続けたり、強いストレスを受けたりすると、脳のさまざまな部分、、とくに「海馬」が委縮することがわかっています。これは、ストレスによって分泌されるコルチコイドという物質によるものです。

 コルチコイドは、もともとは、ストレスの原因に立ち向かうために血糖値などを上げる働きのものですが、これが長期的に脳の中にたまると、海馬に悪影響を及ぼすのです。

 いま、ストレスを受けていると感じている人は、30代、40代の働き盛りが一番多く、その原因は「人間関係」が圧倒的、そして「仕事の質」「仕事の量」と続くと発表されています。

自分をコントロールする

 ストレスに比較的強いという人たちもいます。一般的に社長さんなどの経営者や社会的に地位の高い人、または芸術家などは比較的ストレスの影響を受けにくいとされています。

 地位が高くなればなるだけ責任も増え、人間関係も複雑化してストレスも多くなるはずですが、では、なぜ仕事のストレスに強いのか。それは、仕事のストレスは、仕事量や責任の重さより、仕事に対する「コントロール・アビリティ」が高いか低いかによって決まるとされているからです。

 「コントロール・アビリティ」とは、自分をコントロールできる力のこと。高い地位で仕事をしている人は、この「コントロール・アビリティ」が高いのです。「コントロール・アビリティ」が高い人は、認知症になりにくいこともデータ的に証明されています。

(「生涯健康脳」瀧 靖之 2015/6/23 ソレイユ出版より編集引用)

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