セロトニンは太陽光で活性化する Topics


セロトニンと太陽光

 セロトニン神経は自ら一定のインパルスを出しますが、暑かろうが寒かろうがとりあえず一定で、ノルアドレナリン神経がストレスによって大きく刺激を受けるのとは大違いです。しかし、唯一セロトニン神経が外からの刺激で大きく左右されるのが「日光」です。日光の刺激でセロトニン神経は活性化するのです。

 梅雨時や曇りの日が続いただけで調子が悪くなる人がいます。冬の長い北ヨーロッパの人々には古くから日光が不足することで起きる季節性感情障害が多いことが知られています。そこで対策として、イタリアや地中海に転地して、一週間なり二週間なり日の光を存分に浴びると調子が良くなってきます。

 あるいは強烈なライトを日光の代わりに浴びる療法も有効です。また光は目から入れるのですが、太陽をじかに見る必要はないし、そんなことは危険です。光の刺激だけでセロトニン神経は活性化するのであって、「視覚」で認識するわけではないのです。ですから、日焼け対策などをして、外のまぶしい光のなかにいれば目から間接的に光が入っているのです。

 どうもこのごろ不調だとか、うつうつとして気分が晴れない人は、朝起きたら庭やベランダにでて、5分でいいので、朝日を浴びる習慣から始めましょう。

やりすぎは逆効果

 しかし、セロトニンは、ちょっと複雑な性質を持っていて、「やりすぎると減る」のです。ですから、日光にしろ、強烈なライトにしろ、15分から30分も浴びれば充分です。セロトニンは、セロトニンを増やそうと運動をやりすぎたり、日光を浴びすぎるとてきめんに量が減ります。このへんが、どんどん量が増えて依存症を起こすドーパミンや、あまりに増えてパニックを起こすノルアドレナリンと違うところです。

 幼稚園で、春夏秋冬のセロトニンの量を調べてみますと、冬のほうが運動した後のセロトニンの増え方が大きいのです。私たちは、日光はセロトニン活性にいいし、夏は日差しもたっぷりだし、夏のほうがセロトニンの量が多いだろうと思っていました。しかし、実際は冬のほうが、運動の効果がでているのです。ですから、太陽光の足りない冬などはウオーキングを、夏は少し弱めにやるのが丁度いい。そんなおもしろい結果がでました。

 おそらく夏は強い日差しだけで充分にセロトニンが活性化し、その上運動まですると疲労を招き、セロトニンは減ってしまうのです。昔から、夏は激しい運動を避け、体を休め、できれば夏休みをとってゆっくりするというのは、脳の健康にも実に理にかなっていたのです。

(「セロトニン脳健康法 呼吸、日光、タッピングタッチの驚くべき効果」有田秀穂 中川一郎 2009/9/20 講談社+α新書より編集引用)

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