ヒトは休みたがる生き物? Topics

YMD93_mugiwaraboutoumi_TP_V
 適応というのは厄介な概念である。人体の適応はずっと昔に進化したものだが、その目的はただ一つ、私たちの祖先にできるだけ多くの子を生き残らせようとすることだった。結果として、私たちはときどき患うことになる。なぜなら自然選択にとっては健康よりも繁殖力のほうが重要だからで、私たちは健康になるために進化しているわけではないのである。

 たとえば旧石器時代の狩猟民族は、定期的に食糧不足に直面していたし、きわめて活発に身体を動かさなければ生きていけなかったから、エネルギー豊富な食物を切望し、休めるときにはつねに休もうとする方向に自然選択が働いて、脂肪を蓄積しやすい身体になり、より多くのエネルギーを繁殖に費やせるようになった。

 そうした進化論的な視点から見ると、現在のダイエットやフィットネスのプログラムが成功しないのは想定内で、事実、ほとんどが失敗している。それもそのはず、かつて適応的だったドーナツを食べたがったりエレベーターを使いたがったりする原始的な衝動にはどう対抗していいかを、私たちはいまだに知らないからである。

 しかも、身体の中にはいくつもの適応がごちゃごちゃに詰め込まれていて、そのすべてにプラス面とマイナイス面があり、いくつかは互いに衝突もするから、完璧で最適な単一のダイエットプログラムやフィットネスプログラムなんてものは存在しない。私たちの体は、いわば妥協の集積なのである。

(「人体600万年史〈上〉」ダニエル・E・リバーマン 早川書房より引用)

和歌山市 高齢者訪問鍼灸・リハビリ
浜田治療院(073)424-8465

≪和歌山市・岬町・阪南市の訪問鍼灸のお問い合わせはこちら≫

http://medicalsyft.com/inquiry/

メディカルシフト
URL:http://medicalsyft.com
@生活改善 自律神経ラボ(フェイスブック)
facebook:facebook.com/atskaizen