ブドウ糖回路とケトン体回路 Topics

エネルギー産生回路のしくみ

エネルギー産生回路のしくみ

 人間は、通常、主に炭水化物をブドウ糖に分解してエネルギー源とするブドウ糖回路によって、生命活動を維持しています。

 これには肝臓のグリコーゲンをブドウ糖にして分解して血液中に送り込んでエネルギー源とする「解糖系」と、筋肉などのタンパク質を分解してできたアミノ酸からブドウ糖を産生し、それをエネルギーとして使う「糖新生」の2つの回路があります。

 いずれもブドウ糖をエネルギーとすることから、これら解糖系・糖新生のエネルギー回路を「ブドウ糖回路(糖質回路)」と呼びます。

 解糖系・糖新生などのブドウ糖回路からのエネルギー補給が途切れたとき、最後に、まるでレスキュー隊のごとく稼働するのがケトン体回路なのです。

 ケトン体回路では、体内の脂質を分解して脂肪酸を産生します。さらにその脂肪酸を分解してケトン体を産生し、このケトン体がブドウ糖に代わって体内でエネルギー源となるのです。

 ケトン体をエネルギー源として生命活動を維持しているからこそ、私たちは、夕食後に夜食なしでも朝までぐっすり眠ることができるわけです。

(「白米中毒」白澤卓二 2013/1/24 アスペクトより引用)

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