意識は細胞(ミトコンドリア)の集合体 Topics

ミトコンドリアの働きはエネルギー創出と情報伝達

 アミノ酸に電子的なスパークが加わって誕生した初期の生命は、生命ではありましたが、物質に近いものでした。単細胞で働き、単細胞で死んでいく。そこに細胞同士の連携や情報交換は必要なかったからです。しかしミトコンドリアが登場生命は複雑な進化を遂げるようになります。ミトコンドリアは」初期の細胞が誕生した頃、その生命と構成していた好気性の細菌だったといわれています。

 つまりミトコンドリアは、外からやってきた存在です。細胞が単細胞から多細胞に進化する際に、細胞内に取り込まれ、細胞の生命活動を助ける働きをするようになりました。ミトコンドリアの重要な働きはエネルギーの創出と情報伝達です。まずエネルギーに関していうと、細胞内に運び込まれた酸素はミトコンドリアによって糖や脂肪と結びつき、熱量となります。

 ミトコンドリアは生体活動に欠かせないエネルギーをつくっているのです。またミトコンドリアは情報伝達にも深く関わっています。単細胞から多細胞へと生命が進化するときに欠かせないのが情報です。なぜなら細胞同士がくっついていて多細胞になり、一つの生き物をつくるには、細胞間で情報を伝達し、どのような結び方をするのかを伝え合わなければならないからです。ミトコンドリアは情報伝達をコントロールする役割も果たしています。

ミトコンドリアと「膨大な意識体」

 細胞の外からやってきたのに、細胞内にあって、細胞をコントロールする。いわば細胞を支配する存在といってもかまいません。なぜミトコンドリアにそんな力があるのか。私は大胆な仮説を立ててみました。ミトコンドリアこそが「膨大な意識体」につながるものであり、私たちの意識をつなぐもの、私たちが「膨大な意識体」からやってきた証拠ではないかという仮説です。つまり私たちの意識はミトコンドリアにあるのです。

 そう考えると、とてもすっきりします。細胞は細胞同士、情報交換しなければ、生命を構成できません。一つの細胞からいくつもの細胞にわかれるとき、この細胞はからだの「ここ」になる、この細胞は「こんな集合体」になる、という情報交換がなければ、とても複雑な機能を持った生命体はつくれないでしょう。

 もしミトコンドリアが「膨大な意識体」が形を変えたものであれば、ミトコンドリアは「意識」ですから、お互いがテレパシーのようにつながっていて、情報が共有さえれ、交換されるのは当然です。だからたった一つの細胞から人間のような複雑な生命体をつくることが」できるのです。

脳に意識や心はない

 それぞれの細胞のミトコンドリアが情報をやりとりしながら合成されたものが、私たちのいまの体です。そして脳はミトコンドリアから提供された情報をしまっておいたり、演算したり、計算処理をして、体の各部署に命令を飛ばすところにすぎません。

 だから脳に心はありません。意識もありません。私が臨死状態のとき、脳波は停止していたにもかかわらず、頭がパンクするほど大量情報を得ていたことからも、脳に心や意識がないことがわかります。

意識はミトコンドリアの集合体

 心は全部の細胞の集合体です。もっと詳しくいうとミトコンドリアの集合体です。私たちの心や意識はミトコンドリアの集合意識なのです。そして私たちがそれぞれ違った意識、個性、性質、役割、考えを持つのも、ミトコンドリアの集合意識だと考えれば納得できます。

 ミトコンドリアが三つあれば、三つの集合意識、100個あれば100個の集合意識になります。一人ひとり細胞の数も様相もすべて異なりますから、その集合意識である私たち全員が異なる意識や個性を持つのは当然といえましょう。

(「臨死体験が教えてくれた宇宙の仕組み」木内 鶴彦 2014.6.6初版 晋遊社より引用)

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