日本人の低体温化と病気の増加 Topics

日本人の低体温化

 1957年(昭和32)の日本人の脇下の平均体温は「36.9℃」あったという。我々が座右の書にしている医学大辞典の「日本人の体温」の項にも「36.89±0.34℃」とある。低い人で36.55℃」、高い人では「37.23℃」ということになる。

 しかし、私のクリニックに来院される患者さんの体温は必ず測ることにしているが、「35.8~36.2℃」の人がほとんどで「36.5℃」以上ある人は稀だ。この60年間で約1℃低体温化していることになる。

 その原因は、

(1)筋肉運動・労働の不足・・体温の40パーセントを産生する筋肉を使うウオーキングや家事労働量の減少、不足

(2)極端な塩分の制限・・体温を上げ、気力を増す「塩」を高血圧の元凶と悪者扱いし極端な減塩を強いてきた

(3)体を冷やす食物の摂りすぎ

などがあげられる。

低体温は病気を増やす

 低体温化、つまり体熱の低下は種々の病気を惹起する。1℃の体温低下は、約30%の免疫力の低下をもたらすとされている。ガン細胞35.0℃で増殖し、39.6℃以上になると死滅するという。こうした医学的解釈によると、体熱の低下は「熱」(気、エネルギー、スピリット)の低下を招く。

 それは最近、日本に蔓延している「うつ」「抑うつ」患者の増加に直結している。川の水は0℃で凍るが、海水は「マイナス2度」で凍る。塩は「0」カロリーであるが、「2℃」の力(エネルギー、気、スピリット)があるのだ。

 寒いからこそ、体を温める「塩」をおのずとたくさん摂ってきた東北地方の人々。今では、東北の人々の塩分摂取も、60年前の摂取量(約28g)3分の1以下である1日10グラム以下にするように指導されている。

 その結果、東北地方の人々の体温が下がり、「うつ」「自殺」「リウマチ」「肺炎」など、体熱(気、スピリット、エネルギー)不足の病気が蔓延している。水を冷蔵庫に入れると硬く凍るし、宇宙の物質は冷やすと硬くなる。

 よって、日本人の低体温化が血液中で血栓という塊をつくる脳血栓(梗塞)、心筋梗塞という病気の増加を招いたと言ってよい。体熱(気、エネルギー、スピリット)の不足が原始生命の生き残りである「白血球」の減少という目に見える形で表れてきているのはすでに述べた。

 あらゆる病気を防いでくれる白血球の減少は免疫力の低下をもたらし、ありとあらゆる病気の発生を促すことになるのだ。

(「死んだらどうなる 霊やあの世の存在を気で解読」石原 結實 2018.6.1第1刷発行 ビジネス社より引用)

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