「ガンの80%は予防できる」 Topics

「ガンの80%は予防できる」崎谷博征

『ガンの80%は予防できる』 崎谷博征 著 2014.2.4発行

ガンは文明病

先住民族とガン

 猟採集民族であるイヌイット(エスキモー)、アフリカの狩猟採集民族、アメリカ先住民、オセアニアなどの熱帯地方の島に住む原住民にはガンは極めて稀な病気であることがわかっています。また、古代史においてもガンは非常に稀な存在でした。

 1910年に、すでに奴隷解放されたアフリカやシエラ・レオネのクレオール(白人と黒人のハーフ)たちにガンの症例が拡がっていることが論文報告されました。これはそれまでアフリカにはほとんどガンがなかったことから、西洋化した栄養に問題があることが問題提起されています。

 医師で神学者そしてノーベル平和賞受賞者のアルバート・シュバイツアー博士は、長いアフリカの活動を振り返り、次のように述べています。

 「1913年にアフリカのギボンに到着したとき、ガンの症例が一例もないことに驚愕した。控えめにいっても、ガンがあったとしても極めて稀であったといえる。ガンがここで見当たらないのは、ヨーロッパ人とアフリカ原住民の食事の違いにあるように思われる。しかし、ここ数年でこの地域にもガンの症例を見るようになってきた。これは原住民がわれわれ白人のような生活をするようになったという事実に原因がある」

 さらにアフリカの対極にあるアラスカでも同じことがサミュエル・ハットン医師らによって報告されています。ハットン医師は、1902年から1913年までカナダ北東部ラブラドール半島に住むイヌイットの治療にあたっていました。そこで驚くべき事実を以下のように述べています。

 「私の10年間に及ぶ診察では、ヨーロッパ人と接触を持たないエスキモー(イヌイット)ではヨーロッパ人にみられるようなガン、喘息、虫垂炎などの病気がほとんど見当たらなかった。いくら注意深くみてもそうであった。その中でもとくにガン症例は一例もなかった」イヌイットは生活圏に植物が育たないため、肉食編重です。新鮮な野菜やフルーツの摂取がないのもかかわらず、ガンは発症していなかったのです。

 ところが、そのようなイヌイットの生活にも西洋の加工食品が侵食してきます。1950年から1980年までイヌイットを調査した結果では、すでにガンが目立ちはじめていました。特に肺ガン、子宮頸ガン、大腸ガンが多い傾向にありました。1966年までは見られなかった乳ガンも2例見つかっています。

古代エジプトとガン

 さて、このようなガンなどの文明病は狩猟採集時代からさらに進んだ古代エジプトにもなかったことがわかっています。マンチェスターのジンマーマン教授たちによって、古代エジプト・ギリシャとそれ以前の時代の遺物と文献を調査し、エジプトミイラに対して初めてガンの組織学的診断が行われた研究が2010年に報告されました。

 この研究では、100年ではなく、1000年の時代間隔について調査を行い、大量のデータが収集されています。数百体のエジプトミイラを調査した結果、プトレマイオス朝時代(BC400~200年)にダフラオアシスに住んでいた一般人の直腸ガン一例だけでした。

 腫瘍組織の特徴はミイラ化しても保存されることが実験的研究により証明されています。むしろガン組織は、正常組織よりも良好に保存されること、そして外科的手術のなかった時代であるのでガンがあれば必ず見つかることから、古代にはほとんどガンが存在しなかったと考えられています。

ガンは文明病

 またカイロ博物館と欧州の博物館に安置されているミイラでも放射線学的調査が行われましたが、やはりガンの痕跡は発見されませんでした。ガンなどの慢性病は明らかに文明病であり、それは食事を中心とした現代生活のライフスタイルに根を持つのです。

 ライフスタイルの急激な変化、具体的には慢性的運動不足、日光浴不足、慢性ストレス、栄養環境汚染といったものがこれらの原住民と現代人で決定的に違います。これらの要因は、すべて細胞のエネルギー産生器官であるミトコンドリアに甚大なダメージを与え、ガンの発生・増殖を促しています。

 そして、この中でも特に栄養面、すなわち現代人の炭水化物の摂取量が高いことが、ガンの発生・増大の原因として重要な位置を占めています。

(「ガンの80%は予防できる」崎谷博征 三五館 より引用」)

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