物質(タンパク質)の新旧交代が生命の実体 Topics


 ソビエトのノビコフは、生命をロウソクに炎に例えている。これは決して文学的な発想ではない。ここにロウソクの炎があったとしよう。炎の中では炭水化物のガスが燃え、炭素の微粒子が熱せられて光を放っている。そして、炭化水素は酸化して二酸化炭素と水蒸気とになり、炭素の微粒子と共に上昇気流に運ばれて炎の頂点から外に抜ける。

 これが連続的に起こるために、炎の内容は刻々と更新される。炎の形は不変であっても、常に新しいガスが燃え、古いものは炎と分かれていく。ノビコフは、これこそが、生命の実相であるという。我々人間の姿は、そう変化するものではない。しかし、その内容は常に更新されている。ロウソクの炎と同じだ。もし、更新されない体があったなら、それは死体に他ならない。

 生きているということは、常に新しくなる、ということなのだ。ロウソクの炎に、話を戻そう。ロウソクの芯から立ち上がる炭化水素のガスは、燃えて炎になる。これを「同化」ということができる。ガスが、炎と同じものに化するのだ。

 一方、炎の燃えかすは、もう炎ではない。炎と違ったものに変化して、そこを立ち去ったのだ。これを「異化」ということができる。炎が、炎と違ったものに化するのだ。ロウソクは、同化と異化によって生きている。それと同様に、人間も、同化と異化とによって生きている。

 生きている限り、そのタンパク質は、異化して肉体を去らなければならず、そこにまた新しいタンパク質がきて、体を更新するのだ。同化を行うのだ。毎日適当量のタンパク質を摂らなければならない理由は、まさにここにある。それは、生命の炎を消さないための不可欠の条件なのだ。

 タンパク質に生命が宿るーとこのことを表現していいだろう。物質の新旧交代こそが生命の実体であり、交代するものがタンパク質そのものである、と考えることもできる。そこから直ちに、低タンパク食が生命の否定であること、また、健康の否定であることに気づかなければならない。

(「高タンパク健康法 病気やストレスに負けないために」三石 巌 2018.8.1初版より引用)

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