食後の腹部膨満感 Topics

唐揚げ
 食物が胃袋に留まっている時間のことを、胃滞留時間という。一般的には、胃滞留時間の短いものを「消化がよい食べ物」と呼んでいる。では、肉・魚とご飯・麺類では、どちらが胃滞留時間が短いだろうか。

 一般的には、「ご飯や麺類は消化が良い。しかしお肉は消化に悪い」と言われているが、これが大間違いなのである。肉や魚などのタンパク質は、胃酸で速やかに消化されて小腸に送られるため、胃滞留時間は数十分程度である。逆に、ご飯や麺類は胃酸では消化されず、いつまでも胃の中に留まっている。

 ようするに、「ご飯やうどんは消化によい」と世間に流布している常識のほうが、間違っているのだ。このことは、消化器内科や消化器外科の医者なら、日常的に実感しているはずだ。たとえば、緊急内視鏡検査では、普通に食事をしたあとの状態の胃のなかを見ることになるし、十二指腸潰瘍穿孔で急性腹膜炎が起きた時には、緊急開腹術が行われ、胃袋を切開することになる。

 そんな時、きまって目に入るのは、米粒と麺類と野菜だ。しかし、ステーキを食べた直後でも、肉の塊はどこにもないのだ。かき消したように肉は姿を消している。これは一般の人も目にすることができる。泥酔して吐いている人のゲロを観察して見て欲しい。ゲロの中身は米粒、麺類、そして野菜だけであり、肉の姿はどこにもないはずだ。

 ついさっき、焼き肉や唐揚げを食べていたのに、それらはどこを見ても見つからない。ようするに、胃袋のなかの肉や魚はすみやかに姿を消すのに対し、いつまでも居座っているのはご飯と麺類、つまり糖質なのである。

(「炭水化物が人類を滅ぼす」夏井睦 2013/10/17 光文社新書より引用)

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