首のこりと体調不良 Topics

首のこり

首のコリと体調不良

 筋肉がこると、筋肉中の血管が圧迫されて血液が滞り、十分な酸素や栄養素が行き届かなくなります。筋肉で産生された代謝物や老廃物も、その場に蓄積されがちになります。

 こうした代謝産物が付近の末梢神経を刺激すれば、痛みや不快感が起こります。このように、筋肉のコリが、多くの病気や症状を招く原因の一つになるのです。

 筋肉のコリの中でも、特に首のコリが、最も病気を招きがちであると、私は考えています。首は、人体の急所です。首には、首の骨の頸椎があり、食べたものを胃へ送る食道、吸った空気を肺に送る気管があり、動脈と静脈、さらに神経が通っています。

 首の筋肉に異常なコリが生じると、血管や神経を圧迫し、その影響が現れるというわけです。(中略)

首のコリ解消で副交感神経を優位に

 迷走神経は、脳の延髄から出て、首から胸を通り、お腹にまで達している長い神経です。これほど広い範囲をカバーしているということは、ほとんど全ての内臓を支配してる神経といえます。

 実は、私たちの内臓や血管をコントロールしている自律神経のうち、副交感神経はこの迷走神経が大部分を占めます。

 そのため、迷走神経を刺激すると副交感神経が優位になるのです。つまり、胸鎖乳突筋や椎前筋群を刺激すれば、副交感神経を優位にでき、さまざまなよい影響がもたらされるわけです。

(斑目クリニック院長 斑目健夫)

(「免疫を高めると病気は勝手に治る2015版」安保徹 監修 2015/3/2より抜粋引用)

(関連記事)
「手当ての効能」

「手当て」の効能

「アシュネル反射」

アシュネル反射