高齢者と脱水 Topics

ミネラルウォーター
 人間の身体は、その60%が水分でできています。

 常日頃からこまめな水分補給を心がけている人はそう多くありません。スポーツをしているときなどを除き、普段の生活ではよほど激しい「のどの渇き」を覚えなくては積極的に水分補給しようとは思わないのではないでしょうか。

 それどころか、就寝前には夜中にトイレで起きるのを避けるために、あえて水を飲まない人も多いと聞きますし、車の移動や通勤などの際にも同様の理由で水分補給を控えるという話をよく耳にします。

 しかし、これらの行為はとても危険です。

 なぜなら、わたしたちがのどの渇きを覚えたときには、すでに身体は全体のおよす2%の水分を失っていて、脱水症状の初期段階に突入しています。

 特に、高齢者の脱水はきわめて危険なので要注意です。

 若い人なら自分の身体の2%の水分が失われた段階で、のどの渇きという赤信号によって脱水を自覚することができます。ところが高齢になると、次第にのどの渇きを自覚することができなくなってくるのです。

 これは脳に存在する「のどの渇きを知らせるセンサー」の機能が低下してくるために起きる現象です。お年寄りは「のどが渇いていない」のではなく「のどが渇いているのがわからない」だけなのです。高齢の方はどうしても水分補給のタイミングが遅れてしまいがちになってしまうので、若い人以上にこまめな水分補給をこころがけましょう。

(「免疫力をあなどるな!」矢崎-雄一郎 2014/9/16 より引用)