アミノ酸 Topics

アミノ酸(「ヒトはおかしな肉食動物」)

アミノ酸のいろいろ(「ヒトはおかしな肉食動物」より引用)

必須アミノ酸と非必須アミノ酸

自分自身で合成できない9種類のアミノ酸は「必須アミノ酸」と定義されています。(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファン)。しかし、残りの11種のアミノ酸に「非必須」という名前を与えてしまったことで、これは決して感心できるネーミングであったとは思えません。

食餌由来で吸収された非必須アミノ酸も、そのままアミノ酸として利用されていることも多いし、なにしろ、すべてのアミノ酸はタンパク質合成の素材として文字通り「必須」だからです。必須アミノ酸の「必須」は、単に「食物から摂取することが必須」という意味に過ぎません。

非必須アミノ酸(9種)以外の11種のアミノ酸も「生物学的」には必須ですが、「食物中に十分なタンパク質があれば解糖系及びクエン酸回路の中間体から合成できる」という意味で、非必須あるいは可欠であるから「非必須アミノ酸」と呼ばれています。

しかし、本当に可欠なのは3つのアミノ酸、すなわちアラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸だけです。これらはごく普通に存在する代謝中間体(それぞれピルビン酸、オキサロ酢酸、α‐ケトグルタール酸)から容易に合成されるからです。

残りの8種のアミノ酸は、状況によっては必要量が合成の能力を上回ることがあります。特にアルギニンは、小児の成長を支持するためには合成速度が不十分でああり、「栄養学的準必須アミノ酸」といわれることがあります。

また、2つの非必須アミノ酸、システインとチロシンは、それぞれ非必須アミノ酸のメチオニンとフェニルアラニンから合成されます。だから、仮にメチオニン、フェルアラニンの供給が不十分になれば、システインとチロシンの合成は制限を受けることになります。逆に、システインやチロシンが食事から得られると、その量にしたがってメチオニンとフェルアラニンの栄養学的要求量は減じることになります。

要するに「必須アミノ酸はビタミンのように食物から摂るものである」、「非必須アミノ酸は必ずしも食物から摂る必要はないが、生物学的には必須のアミノ酸である」ことを分かって欲しいのです。


(「ヒトはおかしな肉食動物」より引用)

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