漢方と「中庸」 Topics

シーソー

漢方と中庸

 漢方では元気すぎることをよしとせず、日和見的にも感じられる「中庸」を重んじます。これは、交感神経に偏った生き方の誤りを経験的に知っていたからいえることです。

 漢方では、交感神経の緊張が強いために病気を発している人には副交感神経反応を起こさせてリラックスさせ、副交感神経反応が優位すぎてアレルギーがあったり疲れやすかったりする人には逆に交感神経反射を起こさせて体をシャキッとさせ、バランスを整えます。

 対症療法ではなく、自律神経のバランスを正して根本的な治療をするので、理論的には万病に効くわけです。皮肉なことに、この「万病に効く」ということが、西洋医学や西洋医学を信奉する人からは怪しげだと嫌われる理由でもあります。

 漢方には漢方薬や針・お灸、養生(生活習慣)などが含まれますが、これらの基本姿勢はみな同じです。針やお灸などによるツボ刺激も、ツボを刺激することで、交感神経が優位の人には副交感神経反射を起こさせ、副交感神経が優位の人には交感神経反射を起こさせるのです。

備わった調節機能

 実は、漢方的処方は、私たち自身も無意識のうちに行っています。疲れた人が甘いものを食べたり、やせ細った頑張り屋さんがお酒をお燗して飲むというのは、偏った交感神経を和らげる行為なのです。

 一方、いつもけだるさを感じている若者は、激辛ラーメンを食べたりすることで無意識に交感神経を刺激し、けだるさから脱却しようとします。寒い冬でも女子高生が極端な短いスカートでいるのもシャキッとする刺激にはなるでしょう。

 人間には本来、自律神経の偏りを正す勘が備わっているわけです。

(「安保流 ピンピンコロリ術」安保徹 2008/9 五月書房より引用)

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