脳の「錯覚」 Topics

熱い
 本来、無意識でおこなうことに意味などありません。目的すらない場合が多いでしょう。その行為に、大脳新皮質が都合のよい解釈を与える、これが「錯覚」の本質です。

 大脳新皮質という後づけの器官のために、「意味づけ」という錯覚が起こっていまうのです。大脳新皮質も脳の後づけであれば、それがおこなう解釈も後づけです。

 ベンジャミン・リベット博士は、「脳の錯覚」という現象を人体で実験しました。その概要を簡単に説明しましょう。

 リベット博士は局所麻酔をほどこした患者の脳に電極を挿入し、刺激を与えた。

 あらゆる感覚を認識する、「感覚野」という大脳新皮質に刺激を与えると、患者は手を触れられたように感じたが、それを知覚したのは0.5秒後だった。

 今度は指先を刺激した。すると、即座に感覚野は反応したが、それを意識するのは0.5秒後だった。

 私たちは熱いヤカンに触ると「あつい!」とすぐに手を引っ込めます。

 しかしこれは、リアルタイムに熱さを感知して手を引っ込めているのではありません。無意識に、大脳新皮質の感覚野が情報を処理して反応しているのです。
 
実際は、手が熱いものに触れてから0.5秒後に「熱い」と認識しているのです。しかし私たちは、「熱い」と感じたから手を引っ込めたのだと「錯覚」します。

 熱いヤカンから手を引っ込めるのも、無意識がしている業であり、脳はそのあとに「熱いから手を引っ込めた」と辻褄を合わせているにすぎないのです。

 日常、自分で意識して行動していることは、ほとんど無意識が処理してくれている。

 それに対して、大脳新皮質がいつも「遅れて」意味づけをおこなっている、という実態が浮かび上がってきます。

(「頭がいい人になるための習慣」崎谷博征 より一部引用)

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