臨床医学はパラダイムの集合体 Topics

本

 医学においても、ある時代に世界中で行われていた標準術式が、その次の時代には完全に否定されてしまうということが起こっている。このように考えていくと、医学において、※パラダイムでないものはどれほどあるのか、ということに気付く。

 もちろん、基礎医学の分野には科学的に証明されたものも多数あるが、臨床現場に近いもの(治療法、病因論など)ほどパラダイムだらけなのである。つまり、臨床医学とはパラダイムの集合体なのである。

 そして、各診療科ごとの治療手技や治療法は、ミニパラダイムに過ぎないのだ。なぜ、臨床医学はパラダイムだらけなのかといえば、理由はただ一つ、人体が巨大なブラックボックスだからだ。

 入力(=治療行為)に対する出力(=反応)が一義的に決まらず、おまけに個人差が大きい。だから異なった入力で同一の出力結果が得られることもあれば、一つの入力に対して日によって異なった出力結果が得られることもあるのだ。

パラダイム・・この概念の提唱者トーマス・クーンは「ある時代や分野において支配的規範となる物の見方や考え方のこと」と定義。その時代の人々が皆、正しいと信じていたこと。

(「傷はぜったい消毒するな」夏井 睦 2009/6/20 光文社新書より引用)

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