認知症と糖尿病の関係 Topics

老女
 糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があります。1型は、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞という部分が壊れてしまっており、インスリンが分泌されないタイプです。若年期に発症することが多いため、「小児糖尿病」とも呼ばれます。一方、2型は、生活習慣によって後天的に発症するタイプ。従って、食生活を正すことで防ぐことができるのは、2型のほうです。

 ここに加えて、最近、アルツハイマー病が「第3の糖尿病」と言われるようになってきました。糖尿病とは、インスリン作用不足によって細胞への血糖の取り込みが上手くいかなくなり、結果、高血糖になっている病気です。これと同じことが脳細胞に起こると、アルツハイマー病になると考えられるのです。

 医師の間では有名な「久山町研究」では、住民の継続的調査によって、糖尿病患者ほどアルツハイマー病の発症率が高いことが明らかにされています。ただ、その一方で、糖尿病でなくても、脳細胞への糖の取り込みが減り、アルツハイマー病を発症してしまう場合があることが解ってきました。

 あるアメリカの研究チームが、糖尿病ではないアルツハイマー病患者の脳を調べたところ、脳細胞への糖の取り込みが激減していました。脳細胞が糖を取り込めなくなると、神経細胞周辺が高血糖になります。すると、アミロイドβというタンパク質の糖化したもの、さらには、糖化の最終形であるAGEsの形成が進んで、脳に沈着します。

アルツハイマー病の脳には、健常者の3倍のAGEsが含まれており、このアミロイドβが分解されずに沈着し、脳の神経細胞を変形させてしまうことが、アルツハイマー病の直接的な原因の1つなのです。

 アルツハイマー病患者は、脳細胞に糖を取り込めなくなっている。これが、アルツハイマー病が「第3の糖尿病」と言われるようになった所以です。なぜ、突然、糖が取り込めなくなってしまうのか、まだ詳しいことは解っていません。ただ、先ほどの久山町研究のように、糖尿病患者ほどアルツハイマー病になりやすいことが明らかにされています。

また、血管型認知症も、糖代謝の変化に伴って上昇することが解っています。従って、糖質のとりすぎが認知症発症に影響していることは、間違いないといえるでしょう。

(「まず白米をやめなさい!」溝口徹 2015/3/25 あさ出版より一部引用)

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