食品添加物(保存料) Topics

弁当

添加物の静菌作用

 添加物は、人体に急激な悪影響を及ぼさないレベルなら加えてよいことになっていますが、長期的に摂取を続けて生じる問題、複合的な作用については、誰もきちんと調べていません。

 たとえば、ハムやソーセージ、サンドイッチ、弁当などに広範囲に使われているソルビン酸という保存料があります。ソルビン酸を添加すると、どうして食品が長持ちするかというと、ソルビン酸は乳酸に似た、おとり物質として働くのです。

 乳酸は生物にとって、とくに雑菌などの微生物にとって、重要なエネルギー源です。多くの雑菌は、ソルビン酸を乳酸と間違えて取り込みますが、乳酸と違って余計な尻尾が付いているので、代謝ができなくなり、酵素反応系がブロックされてしまいます。これが、菌の増殖を抑制する、静菌作用です。

腸内細菌への影響

 ソルビン酸は人間の細胞には直接的に影響しないとされていますが、雑菌を制圧するくらいならば、腸内細菌も制圧することになります。腸内細菌は、人が食べたものをかすめ取って増殖している菌ですが、腸内にある種のコロニーを形成することで、もっと凶悪な菌がやってきたとき、それらの菌が増殖できないようにするという役割も果たしています。

 腸内細菌も強いので、ソルビン酸によって少々制圧されても、また増殖して元に戻りますが、ずっと何十年も負荷を与え続けられれば、当然、変質してく可能性があります。凶悪な菌にやられてしまう脆弱さが出てくるかもしれません。

 数日間の腐りづらさと、とりあえずの安全性だけを求め、時間を忘れている食品添加物の使用も、人間の部分的思考に基づくものにほかなりません。

(「生命と食」福岡 伸一 2008/8/6 岩波ブックレットより引用)

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